農家の恐ろしい実態 Part46 より
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852 :名無しさん@HOME:03/10/14 05:19
836さんの心が洗われるような話を読んで思い出したので、たまには「農家のちょっといい話」 

当時女子大生だった私は、親戚を訪ねる折、乗るバスを間違え途方に暮れていた。 
見渡す限り田んぼ、田んぼ、田んぼ…今いる所は田んぼの中の一本道。 
仕様がないので、目的地と思われる方向にてくてく向かった。 
1時間歩いても、民家・商店すら一軒もない。 
時は真夏。炎天下。未だに「日本の秘境」と呼ばれる場所。 


せめてバスの運転手さんに場所を聞けばよかったなあ、でも間違いに気づいてパニクって降りちゃったからなあ… 
 
と暑さで朦朧としている私の横に止まったのが、野菜を積んだ軽トラ。 
「どこまで行くの?」
運転席から顔を出したのは、日に焼けた青年。 
「**までです…」
「う~ん、けっこうあるよ。乗ってく?」 
ぼーっとしていた私は、ありがたく乗せていただいた。 
そして20分(!)後、車は止まり
「ここ上っていけば**だから」 
お礼を述べる私に照れて
「じゃ、気をつけて!」
と言って走り去った。 
寡黙な人で、はにかんだ笑顔と左手の金の指輪が印象的だった。 

あれから20年たった。もう孫がいるかも知れないね、お兄さん。 
あの時はありがとう。


866 :名無しさん@HOME:03/10/14 14:41
>>852 
あなたは私ですか?  
ほぼ同じ経験をした事を思い出しました。 
 
季節は夏。バスに乗り遅れて途方に暮れていた私。 
あ~1時間も待つのか~と思っていたら荷台がカラの軽トラが止まった。 
「○くん(叔父)の姪御さん? △さん(叔母の嫁ぎ先)とこに行くんなら乗って行きな。」 
全然知らない人だし「いいです。」と断ってたけど
「当分バスは来ないよ。乗りな乗りな。」 
 
えらくウチの親戚関係に詳しいから叔母の家で聞いたら身元もわかるだろうと思い、乗せてもらった。 
暑さで屋根のないバス停に立つ気力もなかったので。 
道中はさほど会話もなく、お礼を言って村のバス停付近で降ろしてもらった。 
 
叔母の家に着いてこの事を話すと、まず母に怒られた。 
先に着いていた叔父が似顔絵を見て(美大生だったので絵を描いて説明した) 
「×くんか。あの子なら大丈夫や。」
と助け船を出してくれなかったらずーっと怒られていたと思う。 

ちょっと疑いながら乗っていたので悪かったな~と反省しています。 
すみません×さん。あの時はありがとうございました。でもなんで私の顔を知っていたんだろう・・・。 
そして母。娘を持つ今なら、このスレ住人の今なら、あの時の気持ちがわかるよ。 


867 :名無しさん@HOME:03/10/14 15:09
>「×くんか。あの子なら大丈夫や。」と助け船 

×くんじゃなかったら大丈夫じゃないんだね、叔父さん・・・


879 :似たような体験:03/10/14 22:48
わたしも親切なおじさんに車に乗っけてもらった経験がある(つД`) 
話しをぶったぎる上に長いけど読んでね。 

父の転勤で農村地帯に引っ越したものの、周りの農家は私たちのことをこれみよがしにジロジロ見るは、近所の農家息子がお風呂を覗くは(覗かれたのは父だったw)根も葉もない噂を立てられるはで、日本の農家の底意地の悪さと閉鎖的な集落の掟の恐ろしさが、じんわりとボディーブローが効くようにわかってきたので、毎日ウツだった。 

家の近所はコンビニさえなくて面白くもなんともない環境だったので
ある雨の土曜日、高校の帰りにふらっとバスに乗りこんだ。 
区内の同一料金バスしか乗ったことのないくせに、行き先も確かめず乗り込んだうえ車内で居眠りをした結果・・・みたこともない山奥に到着してしまいました。
降りてはみたものの、カラスの鳴き声以外なにも聞こえない(夢だったらいいのにとしばし呆然) 
 
880 :似たような体験:03/10/14 22:49
電車の音が遠くに聞こえたような気がしたけれど、山に跳ね返って偶然聞こえただけらしく、電話をしようにも駅も民家も納屋さえない。 
公衆電話なんてあるわけない(タクシーを呼べば解決と思ったのに・・・) 
一般の自動車が走る音も聞こえない。
3時間歩いても景色は一緒。 

雨はひどくなるしお腹は空くし日は暮れるし「この年で迷子か」と目の前が涙で霞みはじめた頃、後ろから軽自動車が走ってきた。 
ぼろぼろの荷台に農機具をつんだ白い車(軽トラックというのかな?) 
邪魔にならないように道の端に立って、通り過ぎるのを待っていたら 
『おじょうちゃん、○○高校の生徒さん?』
と声を掛けてきた。 
 
881 :似たような体験:03/10/14 22:50
自分の父親くらいの年齢だし、いかにも「おじちゃん」という表情につられて『はい』と答えたものの、誘拐や強盗のニュースが珍しくない地域から引っ越してきた私はかなり非友好的な顔をしていたと思う。 
そんな気持ちを知ってか知らずか、おじちゃんは
『駅まで乗せてあげるからね。そこからは道わかる?はいはい、遠慮せずに乗りなさい』
と言ってくれたのでした。 

地獄に仏ってこういうことを言うのかなぁ、いや渡りに船?などとあほなことを考えながら、モジモジしつつ乗せてもらうことに。 
歩きつかれて空腹な私に
『だいぶんお腹が空いてるのでないの?これ食べなさい、駅に着くまで飛ばしても30分はかかるからねー』
とニコニコ笑いながら菓子パンを手渡してくれるおじちゃん。 
私が迷子になっているのは既に見抜かれていたようだった。 
 
882 :似たような体験:03/10/14 22:52
ひたすら一本道の国道(?)を独り占め状態で使用すること30分 
見慣れた駅が見えたときにはお礼を言いながら涙がでそうになったけど おじちゃんは恩に着せるふうでもなく、私が食べなかった菓子パンをビニール袋に入れて持たせてくれ
『これ後で食べなさいね。それとね、今度バスに乗り間違えたら終点まで行くといいからね。そしたら逆方向のバスに乗って帰ってこれるから』
と言い残して去っていきました。 

どこの人か今はもう調べようもないけれど、あんなおじちゃんの家なら農家でもしみじみといい家庭なのかも。いやそうであって欲しいなぁと迷子になったこの季節になると・・・思うのでありました。おわり。 
長文スマソスマソ~
 
 
883 :名無しさん@HOME:03/10/14 23:05
>>879-882 
いい話や(つД`) 

そのおじさんの作ったお米や野菜はほんのり甘くて幸せの味な気がする。 

どの農村地帯にも、そういう人はいるんだろう。 
でも、いくつかの、伝統と常識を都合の良いように解釈した家々が農家全体の評判を貶めている。やな世界だ。
 
884 :名無しさん@HOME:03/10/14 23:07
>>879 
涙ぐんでしまいましたよ。最近涙もろくてね・・・(トシかな・・・)。 

あなたが、そのおじさんを「自分の父親くらいか?」と思ったように、おじさんにも同じくらいの年齢のお嬢さんがいらしたのかもしれませんね。 
だからこそ、制服を見て、あなたがどこの高校のコか分かったのでしょうし。 
ひとごととは思えなかったのでしょう。 

ところで 
879タンの風呂を覗こうとした農家息子へ 
     残念でした
 
885 :似たような体験:03/10/14 23:55
879です。 
>>883-884 
レスありがとうです。 
農村地帯に住んでいる期間、ほんとうに色々あってウツだったけどこの思い出だけは大切にしています
(柄にもないので恥ずかしいー) 

風呂を覗いた農家息子・・・今はどうしているかなw 
うちの父はとても色白なので、窓ガラス越しに女と思っての覗きだったのかもしれません・・・が、父は当時自衛隊員でややマッチョ系だったので、さぞ後悔したことと思われますw


892 :名無しさん@HOME:03/10/15 09:30
>885 
>父は当時自衛隊員でややマッチョ系だったので 

よくそんなたくましい親父のいる家の娘に手を出そうなんて考えられるな。 
田舎は官憲系には弱いのではなかったのだろうか。 
それとも自衛隊を警察系と認識してないのだろうか。 
でも昔は自衛隊は警察予備隊って言ったくらいなんだけどな。 

…ハッΣ(゚д゚) まさか、目的は 
色 白 の 親 父 様 
だったのか!? その農家息子の真の目的は達成されていたのか!? 

やらな(ry


896 :名無しさん@HOME:03/10/15 10:58
>892 
色白マッチョな自衛官父を持つ885です。 
祖父は戦後、その予備隊に勤めてましたw 

マッチョな父はお風呂を覗かれた後、妙に張り切ってしまい 得意の手わざで「投げ槍」「兎程度なら即死させるのが可能なパチンコ」等を用意して次の覗きを待ち受けていましたが、使うことなく次の任地へ行くことになったので怪我人は出ませんでした
(ほんともう・・・やることが過激で困・・) 

自衛官の中には音楽を担当する人達もいて、家に帰っても練習に励むのですが それがウルサイ!と農家に文句をつけられた人もいます(当たり前かも・・) 
今考えれば、農家は早く寝るので迷惑だったのでしょう。 
うちの子供がひきつけを起こしたのはアンタのトランペットのせいだっ!と農家に怒鳴り込まれた自衛官もいますw 
災害でもない限り世話になることもない自衛隊ですから、地元の警察官舎に住む人達と比べると扱いはかなり下でした。はは



軽トラロマンチックドライブ
People's Records (2006-05-01)