【バイブル】農家の暗部 Part66【家の光】 より
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132: 名無しさん@HOME 2006/02/15(水) 00:43:27
住宅地が広がって、半分農家半分新住人って感じの地方都市に住んでます。

姉が、高校生のころ交通事故に遭い、足を悪くした。
近くの医者だと、
「よくて松葉杖、悪くすると一生車椅子」
の後遺症が残ると言われて愕然。
で、やっぱり田舎なもんで、医者側から、姉の症状が洩れて噂になった
(姉はずっとリハビリ中ということで高校休学していた)

すると、近所の農家ババが
「そんな娘なら、もらい手もなかろうから、なんならうちで引きとろうか」
と言ってきやがった。
そこの毒脳男はもう40に手が届こうかという年齢。
軽トラでババとやってきたものの、後ろでにやにやしてるばかり。




姉は、身内がいうのは何だがかなりの美人で、駅に向かって歩いているだけで車が止まり、
「どこまで行くの、送ろうか?」
なんてナンパされるほど。
父は半農脳で、気弱になり、
「こうなったらほんとうにもらいてはなかろうから、あのババはともかく、早く片づけた方がいい」
とか言いだす始末。

だけど、母は
「医者が悪い、一つの医者しかかかってないのに、そんな娘の一生決められてたまるか」
と言って、あちこち調べまわり(当時ネットもなかったけど)、口コミで進められた整骨院に行き、姉を診せた。
医者は、
「半年毎日通ってくれたら、治します」
と確約してくれ、姉と母とで通った。

3ヶ月後には姉は杖一本で歩けるようになり、半年後にはほんとうに日常生活送れるぐらいまで回復(走るのがちょっと遅くなった程度)。
高校にも一年留年して復学。その後ちょっと離れた大学に進学。

姉が治ったあとも、ババは来て
「そうか、治ったのか。何よりだね、
それで結納の日取りだけど

さも縁談成立したような口振りで、両親を呆れさせた。

姉は、大学卒業後、そちらで就職、結婚相手も見つけ、先日結婚式が終わりました。
母は、警戒して
「とにかくこっちに戻ってくるな」
と姉に言いつづけ、結婚式が終わるまで、実家へ挨拶も来させませんでした
(結婚後、旦那となった人と来る予定)

母の従姉が農家に嫁いで、おかしくなって帰ってきてから、母は絶対に自分の娘を農家に嫁がせるつもりはなかったらしいです。
「ああ、肩の荷がおりたわ」
と式のあと、母は呟いてました。


133: 名無しさん@HOME 2006/02/15(水) 00:50:39
お姉さんよかったね。
132も、どうか田舎の毒牙にかかりません様に…



ヴァイスシュヴァルツ 【“次の獲物はあなた”真姫】 (C) LLW28-036 《ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル》収録
【" 次の獲物はあなた " 真姫】
豹って……え、イメージ通り?
……それは喜んでいいの…?