6: 名無しさん@おーぷん 2015/03/29(日)16:39:50 ID:Ma7
大学時代から付き合って、結婚するつもりでお互いの親にも話をしていた彼。
社会人3年目を終えた頃に
「本当にやりたいことが出来たから」
と会社を辞めたことを事後報告してきた。




そろそろ結婚の話を具体的に詰めようって時期だからびっくりしたし、都会のマンション育ちの彼が突然農業やりたいと言い出しても現実味がなさすぎる。
本人は
「ちゃんとこれから働く農家も見つけてある。国の支援制度で固定給を貰えるから大丈夫」
と言うけど。
その固定給っていうのは総支給額が15万。雇用保険以外の福利厚生一切なし。
彼自宅から片道1時間かかるのに交通費さえ出ないという。

「せめて働くならもうちょっと近所か福利厚生のしっかりしたところに行かないと駄目だよ、それ以前に来年結婚する予定はどうなるの?」
と問いつめたら、
「男が自分の生きる道を見つけたんだから女は黙って支えるもの」
と逆に説教されて一気に冷めた。

それでも何年も付き合ってたし好きだからかなり別れるまで悩んだけど、職場の先輩に
「その男は本当に農業やりたいんじゃなく、前の会社や(私)との結婚がなんとなく重荷に感じて逃げてるだけじゃないの?
そんな男、一回でも支えたら一生全力で(私)の背中に子なきジジイみたいにしがみついてくるよ」

と言われた。
その瞬間、子なきジジイのコスプレした彼氏が私の背にのっかってくる絵が脳内で鮮やかに浮かんで、
「うわ、無理だ」
と自分でも驚くほどスッキリサッパリ吹っ切れた。


その元彼の近況を、最近たまたま聞いた。
働いてる農家で、完全に彼の過失で高価な農業機械をオシャカにして、固定給から最低賃金の時給制に格下げされても辞めるに辞められなくなってるらしい。
早く別れといて良かった。